こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先日のRくんのレッスンで、お馴染みの会話になりました。
Rくんはサッカーが大好きな小学2年生です。現在は「つむぎうた」と「トランペットセレナーデ」を練習中。
♪私
「1人で練習するときも、おゆびの形に気をつけてね」
♪Rくん
「あ、そうだった!」
♪私
「背中をまっすぐに伸ばして弾くのよ」
♪Rくん
「あ、わすれちゃった!」
ほんの少し気をつけるだけで、グーンと演奏がよくなるこれらのこと。
Rくんに限らず、レッスンでは出来るようになっても、いざ、自分で練習するときには、うっかり忘れちゃう生徒さんが結構多いです。
目立つようにカラーのペンで楽譜に書いていても、つい見落としてしまったり。。。
ともすると、練習自体も、1回か2回、ササササッと【音を出しただけ】で終わっていたり。
腰を落ち着けて、練習ができるようになるといいよね♬
いろいろなことに興味津々、好奇心旺盛、元気いっぱいの性格のお子さんにとって、ピアノレッスンは、一つのことにじっくりと取り組むトレーニングの側面もあります。
お家の方に普段の生活や遊びでの様子を伺い、それらもヒントにしながらレッスンの方向性を決めたり、アプローチの仕方を工夫しながら、総合的に音楽力を高めていくのが当ピアノ教室の指導法。
そのための情報は多ければ多いほどいい。レッスンでは他のお稽古ごとの様子や幼稚園、学校での様子を詳しくヒアリングさせていただくこともあります。
別々ではなく、それぞれをお互いに連携させたほうが「全体の底上げ効果」が確実に狙えるからです。
弾けるようになった手ごたえを感じる練習まであと一歩なのに、途中で練習をやめてしまってもったいないなぁと感じる生徒さんに対しては、ご家庭の練習で、あと少し頑張れるように、年齢や性格に応じて、いろいろな対策を講じていますが、これがなかなか手強い!
即効性のある特効薬というものは存在しないというのが、長年の指導経験から得た答えです。
生徒さんの「やる気」を引き出すためには、根気よく、何回も声をかけて、その都度意識してもらうように働きかけるのが、遠回りのようでいて1番効くように思います。何事も地道な努力こそが最強なのですね。
しつこいくらいに何回も、耳にタコができるくらい、繰り返し繰り返し、同じことを伝える
焦りは禁物です。
いつかきっとできる!
大切なことは、指導者として、一人一人の生徒さんの力を信頼することだと思っています。
ところで….
最近、Rくんのピアノの上にはマーライオンが鎮座していますが、これはただの置物ではなくティッシュケースです。
これを見て、ふとひらめいたことがありました。
「マーライオンの中から”お指に気をつけてね、背筋を伸ばしてね”って先生の声が聞こえるようにしたらどうだろう」
「マーライオンの目がカメラになってて、Rくんの練習が先生から見えるようにしたらどうだろう」
「目を赤く光るようにしようか?!」
Rくんは、私のアイデァを一通り聞いて大爆笑したあと
「いいよー、やってみてもいいよー」
とニヤニヤ。
えー、則子せんせーは結構真剣なんですけれど・・・笑
こんなのが本当にあったら愉快だと思いませんか?
マーライオンを見て、Rくんが、お指と姿勢に気をつけることを思い出して練習してくれてるといいな。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。