こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、少し前に撮影した、当ピアノ教室でのレッスンの様子の動画を、後半でみなさんにご覧いただきますね。
7歳のWちゃんは現在、ブルグミュラーの「無邪気」を練習中です。
ブルグミュラー25の練習曲。過去にピアノをやったことがある保護者の方は、ブルグミュラーときいて
「懐かしい〜」と
おっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
おそらく、今も昔も多くのピアノ教室が、このブルグミュラーを使ってレッスンをしているのだと思います。
ブルグミュラーの曲集には「アラベスク」や「貴婦人の乗馬」など、子どもたちが、どこかで耳にした曲が何曲も曲が入っており、リトルピアニストさんにも人気が高いのですが
実は弾いてみると、思いのほか難しい…
ピアノを習い始めたばかりの初心者の生徒さんは、まだうまく弾きこなすことができません。
当ピアノ教室では、ブルグミュラーに入る前に、数冊いくつかの教本で、曲集の中で使われているスキルを学習してから、ブルグミュラーを弾きます。
Wちゃんは、ピアノを習い始めてもうすぐ3年め。教本も4冊目に入り、順調に上達してきたところで満を期して、今回ブルグミュラーに挑戦です。
「無邪気」の難しいところは、いくつかあるかとは思うのですが、子どもたちにとって一番難しいのは
「右手のメロディー(16分音符)を、粒を揃えて美しく弾くこと」
ではないかと思っています。
(もちろんその他にも大切なことはありますよ)
この日、Wちゃんは、「無邪気」の後半パートの右手を初めて練習しました。
スケールの指使いや手のフォーム、フラットの音とともに、何回も繰り返し練習したのは最後の部分。最後の和音は、楽曲の締めくくりなので、バッチリと決めたいところですが、音が飛ぶので外しやすい、要注意箇所でもあります。
決め方のポイントは一つ。
移動先の鍵盤を、先にしっかりと目で確認しておく
ことです。
今弾いているところだけに視線を置いていては間に合わず、音を外してミスしてしまう確率が上がってしまいます。
視界を広く保ち、行き先を先に目で確認する
サッと手を移動する
すぐに鍵盤を押すのではなく、一瞬鍵盤の上に手を置いて待機する時間を持つ
というイメージで弾くと、うまくいきやすいですよ。
ここで必要になるのは空間認識能力です。
空間認識能力(くうかんにんしきのうりょく)とは、物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。Wikipedia より。
ピアノを弾く時には、指先の動きだけではなく、様々な身体能力をフル稼働させています。
クラッシックバレエを習っているWちゃんは、普段から鍛えていて運動神経も発達しているため、優雅な手の動きも得意です。
撮影の時は恥ずかしさが前面に出てしまって控えめなフィニッシュになりましたが、本当はもっとダイナミックなジャンプだってできまーす♪
練習初日にここまでできたら大したもの。この日も粘り強く頑張りました。花丸だよ!
柔らかく美しい仕上がりを目指して、練習の日々は、あとしばらく続きます。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、新時代にふさわしい、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、シンガポールで最も長い指導歴を持つ日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。