シンガポールの出張ピアノ教室/新3年生、レッスン歴3年目。Hちゃんの歩み。

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。

 

本日月曜日、1番最初の出張レッスンは、新3年生のHちゃんです。

 

Hちゃんは、当ピアノ教室でレッスンをはじめて、この春、ちょうど3年目を迎えました。

 

 

スクールバスが到着して、帰宅後すぐにレッスンをしています。

 

 

MRT の駅に近い方のゲートから中に入るにはカードが必要なため

 

 

お母様にお迎えに来ていただき、ご足労いただいています。

 

 

その間、Hちゃんはお家で、1人でお留守番をしながら自主練習。

 

 

そのスタイルが毎回、1度も欠かすことなく3年です。

 

 

出張ピアノレッスンは、お家の方々のご協力なくしては成立しません。

 

 

当ピアノ教室では、伺う先々で温かいご配慮をいただくことも多く、本当に恵まれているなぁと改めて実感します。みなさんホントに素敵な方々ばかりなんですよね✨

 

 

Hちゃんの住むコンドミニアムは超大型で敷地が広いので、お迎えに来ていただくと、ぐるっと外周を歩いて遠回りをしないで済むので、そのぶん移動時間を大幅に短縮できます。

 

 

駐車場を突っ切るので、大雨になっても濡れずに歩くことができるのもありがたい。

 

 

最初のレッスンで濡れてしまうと、一日湿った服で過ごさなくてはいけないので、シンガポールの過酷な環境に慣れている、出張レッスン歴30年の私でも、やっぱり気持ちが沈んでしまう時があります。ぐっしょりだと乾くのにも時間がかかるし、冷たくて、寒い…

 

 

お出迎えいただくと、他にも、こんな隠れた「いいこと」があります。

 

 

一緒に歩きながら、あらかじめ、この1週間の、ご家庭での練習の様子や、Hちゃんの学校での出来事を教えていただける😃

 

 

意外かもしれませんが、ピアノって、体育系のお稽古や学習塾と違って、その日のレッスンの出来にメンタルの状態が、かなり影響するんですね。

 

 

特に低学年や幼稚園児は、その傾向が顕著です。

 

 

性格に関係なく、ときに感情の切り替えがうまくできずに軽いパニックになったり、逆にハイになり過ぎてしまうお子さんも珍しくありません。

 

 

なので、お顔を見る前に、なんとなく、この1週間の出来事を大まかに理解しておくと、スムーズにレッスンを軌道に乗せて、よりよい時間の中で、望む成果を出すことができるんです。

 

 

今日はゆっくりのペースがいいかな

 

 

とか

 

 

今日は少し先までいっちゃおうか

 

 

とか。

 

 

コンディションに合わせ、メリハリをつけながら進めると、集中力や理解度が深まり

 

 

お子さんの心も安定して、満足度も上がるんですよ。

 

 

ピアノレッスンで最優先すべきは、一人一人の心と身体を健全に育むことと則子先生は考えます。

 

 

当ピアノ教室のレッスンでは、たとえ小さくても

 

 

できた!

 

 

を実感してもらい、自信を積み上げることを指導方針の柱と位置付けています。

 

 

それは、思うように調子が乗らないときも同じ。

 

 

教育で最も大切なことは一貫性。これは専門家ならば、みな口を揃えて主張するポイントです。

 

 

むしろ、調子がよくないからこそ、ほんのちょっとでもいいから「先生といっしょの、いま、この時間にがんばってみる」。

 

 

たとえ小さな一歩だとしても、それが、のちのち自分を支えてくれる大きな進歩への足掛かりとなるからです。

 

 

ピアノでがんばれたら、他のことにも弾みがついて、調子が上がって波に乗る!

 

 

そう。すべてリンクしているんですね。

 

 

ここ半年ほどのHちゃんの成長で驚いていることがあります。それは促されなくても

 

 

元気に大きな声で、ごあいさつができるようになったこと。

 

 

真面目で几帳面な性格のHちゃんは慎重で、はみかみやさん。

 

 

Hちゃんのような性格のお子さんは、何度も会っていて、よく知っているはずなのに、大人と接するときに毎回初対面のように緊張して、大人しくなってしまいがちで

 

 

自分を表現したり、考えを言葉にするのに少し時間がかかります。

 

 

でも本人なりに問題意識をもち、改善しようとしている。

 

 

そんなんときは、努力を尊重し、「なぜ」と理由を深く追求したり、しつこく強要せず「そういうものなんだ」と、まずは受け止め、認め、一旦その場を収めることが解決の糸口につながるんですね。

 

 

これは多くの子供たちと接してきて、経験から学んだことの一つでもあります。

 

 

普段、明るくひょうきんな一面もあると聞いていたので、私は機が熟すのを根気強く待つことにしました。

 

 

石の上にも3年とは、昔の人はよく言ったもんで、いま、ようやく「その時」が来たのを感じています。

 

 

焦らなくてよかった😃

 

 

たとえ時間がかかっても、自分の力で自発的に行動できたことは、並々ならぬ自信につながったはず。

 

 

最近の日本では「指示まち」でしか動けない若手社員が増え、大きな問題にもなっているけれど

 

 

Hちゃんは違う!!!!!

 

 

これから先も、ピアノで培った「生きる力」を糧に、将来、社会に出たときにも、きっと目の前のチャンスを自らつかみ、たくましく生きていけると、Hちゃんのレッスンのたびに胸を張りたくなります。

 

 

え、気が早いですか(笑)

 

 

それにしても…新3年生になって、明らかに一段と頼もしさを増しました。

 

 

9歳になる3年生の今年は、一桁の年齢最後の1年なのだと思うと、この3年の成長にピアノを通して間近で関わってきた則子先生としては、しみじみと感慨深い思いが込み上げるのを抑えることができません。

 

 

出会ったときはまだ、幼児の名残りがある、ぽっちゃりとしていた手でしたが

 

 

肉のつき方も変わってきたのに比例して広がるようになり、芯のある音も出せるようになったので、和音も美しく響かせることができるようになりました。

 

 

今日のレッスンでは、バッハの「メヌエット」の後半を練習します。

 

 

せっかく腕も上がってきたので、楽譜にはないけれど「飾り」も、ちょっぴりつけちゃおうかな💝

(市販の子ども用の曲集では、難易度が高いため、原曲にはついているバッハの特徴でもある”装飾音”を省き、シンプルな形に編集してあるのが一般的です)

 

 

今日も楽しみに伺いますね🎶

 

 

最後に。

 

 

📌昨年の発表会後に寄せていただいた、お母さまのご感想も併せてご紹介いたします。

 

 

シンガポールの出張ピアノ教室/2024年第28回発表会保護者の方々からのご感想より②(小学2年 Hちゃん)

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

プロフィール
 
 当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
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