こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先ほど無事に羽田に到着しました。
今、横浜に向かいながら、このブログを書いています。
ただいま、我が日本💖
いつもでしたら、到着したら宿泊先に向かい、荷物を置いてすぐに、ヤマハ銀座店を訪れるのが定番なのですが
今回はちょっと違います。
荷物を置くまでは一緒だけれど、そのあと明美先生と合流し、まずは6月にできたばかりのヤマハミュージック横浜みなとみらいに向かい
💎楽譜の調達
💎エレクトーンのデータ購入
を済ませ、店内をゆっくり見て、撮影もして(笑)最新の音楽情報をゲットしてくるつもり。
初来店、とてもワクワクします。明日また詳しくレポートしますね😃
みなとみらいに行ったあとは都内のスタジオに入り
3時間ほどみっちり、連弾とエレクトーン&ピアノデュエットの合わせ練習と収録をするスケジュールです。こんなお話をすると
え、一時帰国初日からですか??
とビックリする方が殆どなのですけれど、私にとって、これはもはやお決まりの、そして
最上級の贅沢な過ごし方
なのです✨
コロナ禍で、国と国の行き来が制限されていた一時期、両親をすでになくしている私は
迎えに来て、受け入れてくれる家族(身内)がいない
ため、家族のいる方よりも長い期間、一時帰国が叶いませんでした。
やがて少し規制が緩和されたとき
◆日本到着時の検査で陰性が確定していても、家族がいない人は、1週間「指定ホテルで待機」さらに
◆行動範囲も追跡アプリで厳しく監視され、範囲を少しでも超えた場合はアラームで即座に警告が来る(実際わたしは、食料を調達するのに、少しでも節約をしようと、ホテル近くのコンビニではなく、少し先の横断歩道を渡ったところに見えているスーパーに行こうとしたところ、”今すぐ待機場所に戻ってください”との電話連絡を受けてしまいました)
待機中の1週間の宿泊費、食事は、もちろんすべて自己負担です。
それでも、どうしても実際に「見て」「確かめて」「手にとって確認して」楽譜が買いたかったし
発表会の記念品も、吟味して揃えたかった
ので、準備を万全に整えて迷わず一時帰国を決行し、1週間のホテル待機中は、ホテルの部屋からオンラインでレッスンを継続しました。
部屋には楽器を持ち込んでいませんでしたが、今どきは頭を使って工夫をすれば、鍵盤の調達くらい何とでもなります。
要はやる気の問題。
そうこうして晴れて1週間ののち、自由に外出ができるようになって真っ先に迷わず向かったのは、やっぱりいつもの
ヤマハ銀座店
でした。
開店を待って店内に入り、見慣れた楽譜売り場のフロアに着いた時は、安堵のあまり泣きそうになりました。
それまでの2年あまりの日々を思うと、まるで夢の中の出来事みたいでしたね。
今だから正直に打ち明けることができるけれど
あのとき、1週間ホテルに待機していなくてはいけない私の状況を充分知りながら
「うちは、じいじが車で空港まで迎えに来てくれるし、本当は1週間遠出はいけないみたいですけど、どうせ誰にもわからないから、日本についたその日から、わたしたちは自由行動ですぅ〜」
と得意げに話している方がいて
「そうなんですね」と微笑みながらも、心の内側では葛藤が湧き起こり、一気にしゅんと、しんみりとした気持ちになりました。
家族がいてもいなくても
身寄りがいてもいなくても
そんなことに関係なく
同じ日本人で
自分の国に帰りたい気持ちは一緒なのに
どうして区別をされなきゃいけないんだろう….
とても悔しかったけれど、私が悲しむと両親が辛いだろうと、懸命に気持ちを立て直しました。
あんな思いは、もう2度といやですね。
でも、あの時の、誰もが究極に追い込まれた状況で私は、人格というものについて改めて学べた気がしています。
誰かが見ている、見ていないとか、そういう問題ではないんですよね。
決められた規則を守るために自分を律することができたり、追い込まれた状況だからこそ、目の前の相手に対してはもちろん、見えない相手にも温かな配慮ができる、そんな余裕のある凛とした心を私は美しいと感じ、そんな人の生き方を尊敬します。
あ〜、だんだんと懐かしい景色が見えてきました。
私のまち、ヨコハマまで、もうすぐです。
今回の一時帰国も、良い思い出をたくさん胸に刻んできますね。
※一時帰国中も、お問い合わせは通常通り受け付けております。状況によりメールの返信が遅れる場合もございますがご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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