こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日は、エレクトーンについてお話します。
え、ピアノ教室の先生のブログなのに?
はい😊
当ピアノ教室の公式YouTubeをご覧くださっている方々は既にご存知かと思いますが、則子先生は、ピアノだけではなくエレクトーンも弾きます。
ピアノ同様、エレクトーンも演奏、指導ともに、高校1年生の時にヤマハ認定グレードの最上級を取得していますよ😃(業界用語でいう”トリプル3”)
シンガポールの出張ピアノ教室fairy wish creation公式YouTubeチャンネル
中学1年生の時に作曲し、自らエレクトーンを演奏した曲はヤマハジュニアオリジナルコンサート全国大会で優秀賞をいただき、レコードにもなりました。(写真右側の、最高機種GX-1を使用。当時700万円もしました)
※お写真はヤマハ公式サイトからお借りしました。
当ピアノ教室では
💎エレクトーンを「これから」弾いてみたいピアノ経験者の方
💎エレクトーンを「久しぶりに」「また弾いてみたい」エレクトーン経験者の方
へのレッスンも実施しています。
シンガポールの出張ピアノ教室Q&A11/エレクトーンのレッスンはありますか?
本帰国したJちゃんは、他のお教室からの転入生でした。
こちらは大人レッスン生のNさん♬
幼少期から中学3年生までピアノを習い、当ピアノ教室でピアノレッスンを再開され、3年ほどのキャリアをお持ちのNさんは、音楽知識にも長け、積極的に学びを求める生徒さんのお1人です。
昨年の発表会で、則子先生の演奏を間近で聴き
今どきのリズミックな曲にもぜひ挑戦してみたい‼️
と、エレクトーンを弾くことに対して強い関心を持たれたようでしたので
早速アドバイス差し上げたところ、すぐにエントリーモデルのELB-02をご購入され、現在は、ピアノとエレクトーンの両方を習っておられます。そ、し、て、なんと
今年の発表会では、エレクトーンを演奏する英断をされました✨
現在、い〜感じで練習が進んでますよ。
お仕事、子育て、趣味のテニスと、日々多忙なNさんですが
うまく時間をやり繰りして練習時間を確保し、前倒しで準備されています。素晴らしいですね。
さて、当ブログを読んでくださっている方々は、普段から音楽に対して人並み以上に鋭い感度のアンテナをお持ちでしょうから、エレクトーンは、電子オルガンの仲間だという知識も、既にお持ちのことと思います。
電子オルガンは、1934年に発売されたハモンドオルガンが、業界の草分け的存在だといわれています。
ハモンドオルガンとは、アメリカのハモンド社が、「教会にあるパイプオルガンや無声映画の伴奏として活躍していたシアターオルガンを家庭でも楽しめるように」と考えてつくったオルガンです。
その当時からペダルの鍵盤が付いて、パイプオルガンと同じように足で踏んで音を出して演奏されていました。
日本で生まれた初代のエレクトーンも同じように1オクターブのペダル鍵盤を持ち、音が伸びるサステイン機能も付いていて、オルガンらしい音がしていたのですよ。
それがこちらのD-1です。
※お写真はヤマハ公式サイトからお借りしました。
世界のトップを切って、ヤマハで電子楽器のオールトランジスタ化の研究が開始されたのは1957年のこと。
1959年5月には試作機のET-5が製作され、オールトランジスタ化を実現させた一段鍵盤のEM-6を経て
同年12月、ついにトランジスタ使用の電子オルガンとしては国産初のD-1が誕生しました。
その後、electronicとtoneから作られた造語である、ヤマハの電子オルガンの商品名「エレクトーン」は、後年、電子オルガンの普通名詞と間違われるほど、世間一般に知れ渡っていったのです。
当時、ヤマハの後を追うようにして、さまざまなメーカーがこぞって電子オルガンを開発し、製品化していきました。代表的なものを挙げると
◆KAWAIのドリマトーン
◆テクニスのテクニトーン
◆ビクターのビクトロン
などです。
ここで改めて、なるほど、そうだったのか!!!!
と思った方もおられるのではないでしょうか。
📌電子オルガン🟰エレクトーンではないのですね。
現代のエレクトーンSTAGEAは、最新のデジタル機能を搭載し、多彩な音色が出せるようになりましたが、エレクトーン本来の伝統を継承し、ハモンドオルガンやパイプオルガン、シアターオルガンなどオルガン系の音色を多く備えています。
ハモンドオルガンの音ってどんな音なのかしら?
と、今ひとつピンとこない方は先日、NoA Projectの音楽合宿での収録時に演奏した「君は薔薇より美しい」を聴いてみてくださいね😃
工場見学のシーンのときにメロディパートを担当しているのがハモンド系オルガンの音です。
最新のエレクトーンの最上級モデルELS-02Cでは、鍵盤にイニシャルタッチ、アフタータッチの機能が搭載されており
鍵盤を押した瞬間、伸ばしている時、深く押し込んだ時
の指先の力の微妙な違いを音に反映させることができ、タッチで音の質が変化します。
これらはピアノにはない機能です。ですので、エレクトーンを弾く時には、エレクトーンならではの弾き方のテクニックが要求されるというわけですね。
エレクトーンといえば
両手、両足を使って身体全体で演奏する楽器
と言うイメージが定着していると思いますが、最新のエレクトーンでは右足の役割が増し、フットペダルが2つついているのが特徴です。
それぞれにできることが違うので、用途に応じて右足を置き換えつつ、操作、演奏を同時に行いますよ。
※お写真はヤマハ公式サイトからお借りしました。
どうですか?
とてもスタイリッシュですよね。
セカンドフットペーダルは主にシンセサイザーのピッチベンドの役割をするのですが、微妙な足の角度で音程を瞬時に変化させ「カッコよく決める」のは、とても難易度が高く、納得がいくまで集中してみっちり練習をした日の夜などは「それなりの年齢の(笑)」則子先生は、寝ていて足がつることもしばしば💦
でも楽しさは痛みを上回るので、ついつい長時間弾いてしまいます😆
今年の発表会でエレクトーンステージデビューを飾るNさんも、初めてのベースに苦戦しながら「いい汗かいて」目下練習に励んでおられます。年齢に関係なく、新しいことに挑戦するっていいですね!
レッスンの最後はお互いいつも笑顔いっぱいで、清々しい雰囲気に包まれます。
当ピアノ教室の発表会では昨年に続き今年もヤマハシンガポール様のご提供により、STAGEA-02Cがステージに登場しますよ✨
ピアノの発表会で、最新のエレクトーンの生の演奏を聴くことができるのは、シンガポールでは当ピアノ教室だけです。(YAMAHAシンガポールでは、STAGEAを含む、楽器の貸し出しの依頼を受けつけていません)
当日はNさんの華麗な指さばきだけはなく、足の動きにもぜひご注目くださいね。応援よろしくお願いいたします💝
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて33年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
指導方針