こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
先週は体調を崩して、レッスンをお休みした小学1年生のSくん。
今週はすっかりよくなり、元気いっぱいでレッスンに臨みました。
宿題の曲を1回聴かせてもらったあと、まずは、左手のフォームの確認からスタート。
手を添えながら、時間をかけて丁寧に指導しました。
ここは、とても肝心な部分で、将来のピアノ人生を左右する最大のポイントともいえるので、初心者といえども、おろそかにはできません。いいえ
初心者だからこそ、適当に済ませてはいけないのです。
いい加減なフォームのまま先へ先へと進んでも、やがて上達が頭打ちになってしまい、後悔しますよ。
弾き続けると、すぐ指が痛くなったり、腕が疲れやすかったり….これではピアノを弾く楽しみも半減です。
小さなお子さんは
「こうやるよ」
と見せても、同じ形を完璧に真似ることはできません。
特に、利き手と反対の手を思った通りにコントロールするには、それなりの時間をかけた練習が必要になり、根気よく腰を据えて、何回も繰り返しトライ&エラーを経験しなければなりません。
◆ねこちゃんの手
◆シュークリームの形
◆ふんわり、まるく
ピアノを弾く指の形には、昔からいろいろな表現がありますが、一人一人、頭に描くイメージは違うので、言葉だけに頼るのでは、おのずと限界があります。そこで、当ピアノ教室のフォームの指導では
再現性
を高めることに着目し、専用の教具を使ったトレーニングを取り入れています。
先生に言われなくてもわかる
自分1人でできる
を実感してもらうことがねらいです。
小さな自信の積み重ねが大きなチャレンジを促し、さらなる成長につながることを、多くのお子さんたちを育ててきた中で感じています。
今回のSくんの練習曲は、右手はスタッカート、左手はスラーで、つられないように弾くのが難しかったけれど
たくさん練習をして、めでたく合格することができました。やったね!
次の曲は、いよいよテキストのラストの曲です。
ピアノを習い始めて、もうすぐまる2年。これからは、知っている曲や弾き映えのする作品が、どんどん増えてきます。
当ピアノ教室では、生徒さんの理解度、到達度を把握するために、新しい曲に入るときには必ず、即、予習をしてもらいます。
ではここで、レッスンの様子を少しご覧にいれましょう。
宿題は、自分でテキストに書き込んでもらうことが多いです。私が書いた方が早いことはわかっていますが、あえて生徒さんに書いてもらう。これは
長年の経験が生んだ、シンガポールのピアノレッスンならではの小さな工夫と言えるかもしれません。
海外に暮らしていると、特にインター校に通っているお子さんは、日頃からご家庭での日本語の読み書き学習に力を入れる必要があり、保護者の方々のご苦労やお悩みを伺ううちに
ピアノの先生として「自分の立場からできること」で、小さなお手伝いができたらいいなと思ったことがきっかけです。時には
えんぴつの持ち方の指導をしたり
かがみ文字をなおしたり
「お」と「を」の使い方を説明したりもします。
ピアノのレッスンなのにこんなことまで??
はい、そうです。
そのとき、そのとき、必要に応じて、その子の数ヶ月先の伸び代を考えながら
今、知っておけばラクだよ!
今、できるようになっておいたら有利だよ!
という内容を、ピンポイントでレッスンに柔軟に盛り込んでいくのが、則子先生流。
当ピアノ教室のレッスンは、音楽を学ぶことを通して、他の学びへの興味や意欲をも加速させていく、一歩先をいくレッスンです。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて31年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。