セントーサでゴッホ体験♬

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こんにちは。

シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation

講師の
塚越 則子です。

 

 

 

 

今日は第5週目で出張レッスンはお休みです。

 

 

 

 

楽しみにしていたアートイベントに出かけてきました。お目当ては

 

 

 

 

セントーサ島のリゾートワールド内で現在開催されている

 

 

 

 

Van Gogh: The Immersive Experience

 

 

 

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

このイベントは世界各地で開催されており、日本国内でも好評を博しているようなので調べてみると、現在は神戸で開催中とわかりました!

 

 

 

 

ゴッホの世界に飛び込め!

 

 

 

 

シンガポールは東南アジア初の開催国とあって連日大賑わいです。

 

 

 

 

会場にはゴッホの本物作品の展示はありませんが、体感型美術館として、プロジェクションマッピング、空間アート、VR、模写、立体撮影スポットなど様々な手法でゴッホの世界を堪能することができます。

 

 

 

 

 

BGMの音楽や照明も、ゴッホの作品のイメージにマッチさせています。

 

 

 

 

 
まさに最新のテクノロジーを駆使したアートの融合。

 

 

 

 

 

 

将来、映像クリエイターやデザイナーになりたいと憧れている子どもたちは必見だと感じましたよ✨
 

 

 

 

 

 

皆さん、映えをねらって撮影に夢中でした。 

 

 

 

 

 

 

ゴッホの作品といえば「ひまわり」がダントツに有名ですが、今回のイベントのハイライトは、starry night「星月夜」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

360度、画像が動きます。

 

 

 

 

 
没入感がハンパないです。
 

 

 

 

 

音楽はドビュッシーの「夢」でした。

 

 

 

 

 

出口のカフェでは、斬新なチョコレートで有名なJanice Wong氏とコラボされた限定品のデザートやチョコレートを求めることもできます。

 

 

 

 

 

シンガポールならではのお楽しみ♬

 

 

 

 

 

 

 

チョコレートは3種類あり、どれにしようかと迷ったのですが、最初にパッと目に飛び込んできたこちらを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*イベントサイトはこちらです。

 

 

 

 

 

せっかくですので、音楽にまつわるエピソードを一つご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

ゴッホの「星月夜」は、後世の芸術に様々な影響を与えています。

 

 

 

 

 

フランス人の作曲家であるアンリ・デュティユーは、絵からインスピレーションを得て『音色、空間、運動』という管弦楽曲を制作しました。

 

 

 

 

 

 

著作権の関係で、ここに直接掲載することはできないのが残念ですが、興味のある方はYouTubeで検索して聴いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がゴッホの作品と出会ったのは、忘れもしない小学校5年生の時。

 

 

 

 

 

 

担任だった先生が、折に触れてゴッホの作品を絶賛していらしたので、その影響です。

 

 

 

 

 

 

永吉尚子先生は、当時、大学を出たての新任で、鹿児島県の指宿から、教員になるために横浜に単身で出ていらした夢と希望にあふれている、溌剌とした女性でした。

 

 

 

 

 

故郷への愛に満ちており、クラスの教室の黒板の上には桜島の大きなポスターが貼ってありました。

 

 

 

 

 

授業の合間に先生に教えていただいた、鹿児島地方で昔から親しまれているという「茶碗蒸しのうた」の、方言が混じったコミカルな歌詞は、クラスでよく歌ったので今でも全部覚えています。

 

 

 

 

 

型にはまらない自由さも印象的で、夏の暑い日の午後は授業を取りやめてお昼寝をしたり、クラスの学級委員が買い出しに行き、先生のおごりでアイスを食べたりしました。

 

 

 

 

 

いかにも昭和ですよね(笑)

 

 

 

 

 

私は、小学生時代から高校まで、音楽の先生に可愛がっていただいた経験がありません。

 

 

 

 

 

頼まれてピアノを弾くことは頻繁にありましたが、優しい言葉をかけていただいたことや、音楽を通じた交流の思い出がありません。

 

 

 

 

 

そんな中、永吉先生やクラスの担任の先生方は私を認め、評価してくださり、心から全力で応援をしてくださったことが幼心に深く滲みました。

 

 

 

 

 

当時の私は不思議でたまりませんでした。

 

 

 

 

 

悪いことをした覚えはなく、言われた通りのことを真面目にしているだけなのに、どうして音楽の先生はみんな一様に冷たい態度なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

もしかしたら無意識のうちに失礼な振る舞いをしているのかもしれない…..

 

 

 

 

 

 

そう思うと、思い当たることはないはずなのに不安になり、その一方で叱られるのがイヤで、両親にもその悩みを打ち明けることをためらい、結局心に蓋をしてしまうことが常でした。

 

 

 

 

 

 

ゴッホの絵を見ていたら、永吉先生が、ある時「則子さんの曲を聴いて【埋み火(うずみび)】という言葉が浮かびました」とおっしゃっていたことを、突然思い出しました。

 

 

 

 

 

 

6年生の時、神奈川県立音楽堂で開催された、ヤマハ・ジュニア・オリジナルコンサートのリサイタルに永吉先生をご招待したところ喜んで足を運んでくださり、私の自作曲の演奏にご感想をくださったのです。

 

 

 

 

 

 

「埋み火」は、炉や火鉢の良く起こった炭火に灰をかぶせて、その温もりを長続きさせることをいい

 

 

 

 

 
 
そこから「埋み火」は「人の心の奥に潜む、一見忘れられたように見えて実は消えていない感情・想い」の比喩として使われているようになったとのこと。

 

 

 

 

 

永吉先生は、言葉には出さずとも、その鋭い感性で、私の心の奥を見抜いていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

私にとってゴッホは、そんな多感な少女時代を思い出す特別な存在でもあります。

 

 

 

 

 

まるでゴッホの国を訪れたような不思議な異空間を漂ったような約2時間。よい気分転換になりました。

 

 

 

 

 

明日からまた頑張ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて31年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。
 
 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

 
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
 
 

 
プロフィール
 
 

当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 

 

 

 
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 

 

 

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