こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
今日の主役さんはピアノ教室でピアノを習い始めて1年と数ヶ月になるNちゃんです。
一時帰国中の日本でもピアノの練習を欠かさず、毎週きっちりと練習動画を送ってくれるほどの頑張りやさんです。
順調に上達しており、3年生に進級したタイミングで、ピアノも新しい「テキスト4」に進みました。ノリに乗ってます。
新しい曲も、一生懸命に練習をして、両手が出来るようになりました。
丁寧な演奏です。よく弾けていますよ。
次の課題はメトロノームと合わせた練習です♬
そんな優等生のNちゃんでも
今日は、どうにも、やる気が起きないなぁ
というときがあるようです。
ピアノを習い始めて、まだ数年の子どもの場合、練習のやる気がなかなか起きない理由の断トツ1位は
新しい曲に入ってすぐで まだ思うように弾けないから
です。
子どもにとって譜読みは、ピアノ経験者の大人が思う以上に
大変な作業
なのです。
頑張って練習した曲が合格して、とっても嬉しい。
やった! 新しい曲に入った!
どんな曲かな?
ワクワクしているけれど….
あ〜あ〜
また、一から譜読みかぁ。。。
しかも難しそうだし….
気が重いな
面倒だな
これが本音なのです。
当ピアノ教室のレッスンでは、新しい曲に入ったとき、必ず生徒さんと一緒に譜読みをします。
ご家庭の練習での譜読みのハードルを少しでも下げるためというのが最大の理由ですが
一緒に譜読みをすると、一人一人の理解度も把握することができるので、どんなアプローチが適切か、指導の対策を練ることができるというメリットもあります。
譜読みに強くなってもらいたいですからね。
譜読みに強くなるコツは、とにかく数をこなすこと。
たくさんの楽譜を見ているうちにだんだん慣れてきて「五線を見る目」が養われていきます。
漢字練習と同じですね。
保護者の方がピアノ経験者である場合、つい、お家で、お子さんに譜読みをさせずに
◆音を教えてしまったり
◆弾いて見せたり
◆鍵盤を示して手を添えてしまったり
してしまいがちですが
✅本人に譜読みをさせて下さいね。
その方が結果的に早く楽譜が読めて、早く弾けるようになり、お子さん本人のためになるからです。
同様に
✅楽譜に「ドレミ」などの音名を書かないでくださいね。
書かれた音を読んでしまい、自分で音符を読まなくなってしまいます。
たどたどしく弾いているのを見守るのは、とても忍耐のいる事ですが
時間がかかるように見えても
できても、できなくても
わかっても、わからなくても
あっていても、あっていなくても
自分の力で取り組む。
その経験が大事。
難しかった
だけど1人でできるようになった!
この喜びが自信に繋がり、そこで得た成功体験の積み重ねこそが、上達への最強のモチベーションになるのです✨
当ピアノ教室のレッスンでは、生徒さん一人一人の年齢や性格、特性を見極め、音楽的自立をうながすための、さまざまな工夫をしながら指導をしています。
今回、送っていただいた練習動画に添えてあったお母さんからのメッセージを読み、私は日頃の練習を頑張っているNちゃんと同様に、ご両親にも、拍手とともに特大の花丸を進呈したくなりました。
(お母さんからのメッセージより)
「新しい曲が始まった週はなかなかやる気が出ないようですが、私も主人も色々言いたいのをグッとこらえて見守っています」
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。