こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
塚越 則子(つかごし のりこ)です。

 

 

4月後半頃のこと。
当ピアノ教室は、オンラインピアノレッスンを実施していました。
シンガポールでは学校やお稽古ごとが次々にオンライン化され、お子さん達は最初こそ慣れないことに戸惑いや疲れが見えたものの、すぐにたくましく状況に適応して潑剌と毎日を過ごしていました。

 

 

もうこの頃すでに「もとに戻るはない」「新しい時代になる」と様々な報道で毎日のように言われていました。

 

 

充分な情報がなく、なす術が見つからないならば様子が把握できないままの見切り発車は避けて待機しなくてはいけません。

 

 

しかし考えれば、調べれば手立てはたくさんあり、これから新しい常識になっていくのが確実だとすでにわかっているのならば迷わずに前進あるのみ。必要なのは理屈ではなく覚悟。

 

 

一早く情報を精査し勉強して最善を尽くす。生徒さん、保護者の方々をしっかりと導いていくのが指導者であり、リーダーです。従来のやり方に固執して躊躇したり今までの成功体験に従っていたのでは、まだ誰も経験したことのないニューノーマルの世界では通用しません。子供達を守れません。

 

 

変化には痛みも伴いますが、それは成長痛のようなもので必要な通過点です。健康な子供の骨が大きく強く育っていく時膝が痛い、肘が痛い、というお子さんの訴えに対して「大変だ!辛いなら何もしないで寝てなさい、動かないで、学校も休みなさい」と言ったまま放っておいたり、自分で何とかするだろうと見過ごしたりはしませんよね?

 

 

 

 

オンラインレッスンで毎週画面を通して元気いっぱいに張り切ってピアノを弾き、明るく日々のエピソードを話したり私の差し出すキティちゃんに弾ける笑顔を見せたりするあどけない生徒さん達の姿を見るうちに日本に帰った卒業生たちのことが懐かしくてたまらなくなりました。

 

 

日本は学校は休校が殆どでした。生徒さんの1人がピアノレッスンの時、小学校入学のお祝いに日本のおじいちゃん、おばあちゃんから届いたランドセルを得意げに見せてくれた姿やお部屋のエアロバイクをブンブン漕いでいた姿が目に浮かびました。

 

 

退屈してないかな?
ピアノ弾いてるかな?

 

 

発表会でこの数年、ラストにみんなで歌うのが恒例になっていた嵐の「ふるさと」を弾いて送りました。

 

 

 

 

近況のご報告もいただいたのですが。。。

 

 

 

 

 

大丈夫、ピアノへの情熱は健在です!真っ赤な炎の再燃の日を待ちわびながらしばらくは「とろ火」をキープしてもらうべく、これからもオンラインピアノレターを届けます。