「音楽って、めんどくさい。だから、好き」ヤマハの新しい企業広告に注目してみました。

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こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。

 

今日は、ヤマハの新しい企業広告についてのお話です。

 

ヤマハは昨年の12月4日、企業広告『音楽って、めんどくさい。だから、好き。』を公開しました。

 

 

 

 

楽器演奏シーンなどでの失敗や挫折の先に、何事にも代えられない喜びがあることを、総勢27組164人の音楽を愛する人の日常を通して描いています。

 

ピアノ教室のウェブ宣伝などで

 

楽しく学びます。

 

楽しさを伝えます。

 

 

という文句だけを、無邪気に全面アピールしているのを見ると、長年、ピアノ指導に携わっていて「実情」を知り尽くしている身としては、つい

 

 

んー

 

 

と、違和感を感じてしまいます。なぜなら

 

 

ピアノって、そんなに単純なものではないから。

 

 

実際に習ったことのある人なら、私の言葉に納得していただけるのではないでしょうか。

 

 

たとえば、補助なし自転車に乗れるようになるにも

 

 

鉄棒で逆上がりができるようになるにも

 

 

泳げるようになるにも

 

 

時間をかけて、たくさん練習するじゃないですか。

 

 

最初のうちは失敗の連続ですよね。

 

 

転んで膝をすりむいたり

 

 

つらいことだって、くやしいことだって、もれなく経験するわけです。

 

 

そんな過程を経て

 

 

楽しい

 

 

おもしろい

 

 

に到達できる。そう。

 

 

ピアノも一緒で、頑張ると楽しむはセットであり、両立させてこそ成立するものなんですよね。

 

 

でも、世間にはスポーツでも勉強でも、本気で打ち込んだ経験がないまま大人になった人もいるわけで、そういう方々は

 

 

努力の先に得る「何か」の存在が理解できずに

 

 

なぁなぁと、ゆるく楽しくやっていれば、そのうち「それなりに」できるようになるんだよね

 

 

だって音楽って音を楽しむものなんでしょ?

 

 

と、根拠もなしに決めつける傾向にあります。

 

 

楽しもう、楽しくあるべき、と「楽しさ」だけにフォーカスすると、やがて現実に直面したときに踏ん張りが効かず

 

 

才能がない

 

 

とか

 

 

もともと、そんなに好きではなかった

 

 

と理由をつけて、本筋から逃げてしまうんですね。

 

 

中途半端なところで見切りをつけて、「こんなもんだ」と結論づけてしまう。

 

 

その先に、未知の楽しい世界が広がっているのに….

 

 

実にもったいないことです。

 

 

今回、世界トップブランドのヤマハが、あえて音楽の本質に斬り込み、舞台裏にスポットライトを当てたことに、私は大変意義があると感じています。

 

 

というより、当ピアノ教室が、1992年の開講当時から主張してきた真実を、ヤマハがわかりやすく言語化、視覚化してくれたことに、密かに感動を覚えている則子先生。

 

 

表面をなぞるだけの甘い言葉や「まやかし」は、世の中には通用せず、奥の奥まで見透かされてしまうんですよね。胡散臭く感じてしまう。

 

 

これも時代の流れですね。

 

 

情報が氾濫しているいま、人々は嘘、偽りのない「本当の情報」を渇望しています。

 

 

真実がどんどん表に出て明るみになる現代です。

 

 

 

『音楽って、めんどくさい。だから、好き。』というメッセージには、「音楽に失敗は付きもので、最初からうまくいくことはない。時間も必要、時には挫けることもある。

 

 

しかし、それを乗り越えた先には、まだ見ぬ喜び、感動が待っている。そして、それが音楽を続ける理由である」という思いが込められています。

 

 

動画は96秒版、30秒版と、ピアニスト・吹奏楽部・サックス奏者・ストリートミュージシャンそれぞれにスポットを当てた15秒版の計6種。このほかラジオCM、グラフィックなど、様々なメディアで広告展開しています。

 

 

ヤマハ コーポレート・マーケティング部の森美樹氏によると、本施策は、同グループが2019年より掲げるブランドプロミス「Make Waves」のさらなる浸透を図ることが目的だといいます。

 

 

「『Make Waves』は、お客さまが心震わす瞬間を表現しています。

 

 

今回の企画では、ヤマハは常に身近な存在として、音楽を愛し、一歩踏み出そうとする人びとを応援したいという思いを伝えるため、日常の中にある音・音楽にまつわる様々な人々の心震える瞬間を描きました。

 

 

『ハレとケ』の『ケ』を意識することで、お客さまとの感情的なつながりを築いていきたいと考えています」(森氏)。

 

 

コピーライター/CMプランナーを務めたのは、電通東日本の竹内希光氏。

 

 

「『⾳楽って、めんどくさい。だから、好き。』というコンセプトのもと、つまずきや苦悩の先に、何ものにも代えがたい喜びが、音楽にはあることを描いた企画です。

 

 

リアルなシーンを描くために、普段から趣味や部活、仕事で音楽に関わっている総勢27 組164 ⼈をキャストに迎えて撮影しました。

 

 

音楽を愛し、真剣に向き合う人びとの姿にご注⽬ください」(竹内氏)。

 

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。

 

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

プロフィール
 
 当ピアノ教室の指導コンセプト(教育理念)について

 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
 指導方針

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