こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子(つかごし のりこ)です。
湯山昭先生の人気ピアノ曲集「お菓子の世界」の中でも、難易度が高い1曲として知られる「チョコバー」。
先日のレッスンでは、Dくん(15歳)が努力を実らせ、やっと本人が納得する演奏をすることができました。
よくがんばりましたね (拍手!!!!!)💮
今日は最後に、そんなDくんの渾身の演奏をご紹介します。
「チョコバー」は、まず譜読みの段階からポリリズム(右と左の拍の取り方が違う)に苦戦します。
このようなノリは、ショパンやモーツァルトなどの古典クラッシックでは使われないリズムだからです。
もちろん、その分高いテクニックが要求されるので、コンクールの課題曲に選ばれるのもうなづけます。
ポップス寄りのリズム体系ということもあり、習得には、かなりの練習が必要ですが、弾けるようになると、ジャズ風でカッコイイですよ。
裏拍にリズムを感じる箇所がありますが、そのような場所ではアクセントを強調します。
また、目まぐるしく強弱が変化していくのも特徴です。
テンポが速いので、パキッと切り替えないと間に合いません。
成功のカギとなるのは
視線の走らせ方
パッと一目でわかって、指が即座に反応できるように、仕上げ間近のレッスンでは、クーピーの色鉛筆を使ってマーキングをしたりと、ひと工夫を加えました。わかりますか?
ところで….
「ブルグミュラー、ソナチネあたりまで弾きました」というピアノ経験者とお話をしていても、子どもの頃にコンクールなどと縁がなかったりすると、湯山昭先生のお名前を出してもキョトンとして「誰ですか?」と言うケースがあるのですが
みなさんは「このゆびパパ♬」の歌詞ではじまる童謡「おはなしゆびさん」をご存知ですよね?
何を隠そう、この曲を作曲されたのも湯山昭先生です。
「我が子がピアノを習っています」と言うご両親であれば、湯山昭先生のお名前や簡単な経歴、代表作を知っておくといいですよ😃
湯山昭先生の作品は、ピアノの発表会では定番中の定番です。
知識があるのとないのでは、演奏を聴くときの意識の向け方にも、おのずと違いが出てきます。
そういえば、先日「お友達のピアノの発表会に行ってきました」と言う生徒さんにプログラムを見せてもらうと、トリを飾っていたのは、Dくんの弾いている「チョコバー」と同じく【お菓子の世界】に収められている「バームクーヘン」でした。
こちらも、弾き映えする上品な曲調で人気の一曲です。
湯山昭先生についてもっと知りたい方は、こちらもぜひ参考にしてみて下さい。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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