こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の 塚越 則子です。
先日の辻井伸行さんのシンガポール公演。
会場では何人かの生徒さんにお会いしたのですが、大人ピアノのレッスン生、Cさん(40代女性)も、そのお一人です。
コンサート翌日のレッスンで、辻井さんのピアノ演奏を、最前列で鑑賞されたご感想を尋ねたところ、開口一番に
音を全部吸い込んでしまいたいと思いました!
との名言が飛び出しました!
演奏を聴いている間中、知らず知らずのうちに涙が出ま溢れて止まらなかったそうで、そんな自分にビックリしたとも語っておられました。
その心境、とてもよく理解できます。
辻井さんの演奏は、五感に直接訴えかけてくる勢いがあり、私が感じたのは
身体全体が耳になるイメージ
でした。
少しでも動いてしまったら、音を取りこぼしてしまいそうで、無意識に
「だるまさんがころんだ」の完全ストップ状態
の体勢をキープしたまま、感覚を研ぎ澄まそうとしていたため、コンサートが終わって席を立ち、一歩足を踏み出した瞬間、足がガクガクとふるえたほどです(汗)。
心の奥深くにしまいこんである「無垢な領域」に、容赦なく切り込んでくるピュアな響きなんですよね。
同じ曲を耳にしても、人によって感じ方は様々だと思いますが、確かなことは
人が奏でる音には不思議な力が宿っている
ということ。
みなさんの演奏も同じなのですよ。
Cさんは、約半年前に初心者で当ピアノ教室にご入会され、現在、「エリーゼのために」を練習しておられ
楽譜をキチンと読んで弾けるようになりたい
という、入会当初の目標を無事に達成し、新たなステージに入ったところです。
もっと演奏の質を高めていきたい✨
と意欲に燃えているタイミングで、辻井さんの演奏に心を射抜かれ、ピアノへの気持ちが、さらに高まったCさん。
さぁ、これからどんな進化が待っているのでしょう。楽しみです。
一つ一つの音の扱いに愛情を感じた、先日のCさんのレッスンでの演奏でした。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて32年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。