こんにちは。

シンガポールは南国らしい暑い毎日が続いています。昨日は意を決して前髪をセルフカット。聖子ちゃん世代なので前髪にはこだわってしまいますが、今回は我慢、我慢。

 

 

最近では、太陽が本気モードに入る夜明け前の時間帯に諸々のことを済ませ小休止。

 

シンガポールに長年住んでいても、日本人としての心意気は常に心の中央に鎮座させておきたい私にとって朝ドラは心のラムネ的存在です。

 

今回の「エール」。

主人公は「傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく」

 

それを知った瞬間、脳内では花火が盛大にドーンと打ち上がり、キラキラピカピカ!

 

まさに私が今この状況下で、当ピアノ教室で叶えたい想いとぴったりリンクではありませんか。

 

メッセージ性の高い歌詞とセンチメンタルなメロディラインのGReeeeNの主題歌も既にSNSでバズっていてヒットの予感。
今後ピアノレッスンで弾きたい生徒さんが出てくるかも知れません。楽しみです。

 

 

*志村けんさんの名演技に泣きました。。。けんちゃん、空の国でも陽気な笑いをたくさんの人達に届けて下さいね。そちらにいる両親へ「東村山音頭」3部作から「1丁目」を謹んでリクエストします。

 

 

 

 

先日は当ピアノ教室の大人ピアノレッスンの生徒さんとiPhoneユーザー同士Face Time でのレッスンのあと、後日近況のご報告メッセージをいただきました。

 

 

これまで弾いた曲のおさらいをしようと思っているそうです。

 

 

 

素晴らしいですね。
単に受け身ではなく自主性を持って、今何が必要か冷静に見極めて即実践、行動。

 

 

 

ピアノレッスンに限りません。「新しい生活様式」という言葉も聞かれるようになりました。

 

 

「わたし基準」を頑なに押し通していたら今後は生活の様々なシステム自体が大きく変わり対応が難しくなりそうですね。

 

 

今までにも始まっていたオンライン化にも加速がつきました。情報収集を怠ったり耳触りのよい内容だけを受け入れて楽な方に流され満足していると知らないうちに取り残されてしまうこともあるでしょう。

 

 

好むと好まざるに関わらず新しい意識、生き方が求められる時代に今、急速に移行しつつあります。

 

 

 

 

プライドを保とうと失敗して恥をかくことやリスクを避けて逃げるのではなく、たとえ不器用でも果敢に飛び込む勇気ある行動が私は好きです。自分のやり方、努力、成果に固執しない、間違えているとわかれば気持ちを切り替えて素早く方法をシフトチェンジ。コロナと共存していく時代を幸せに生きる扉を開くことは今までの慣れ親しんだ均衡を自ら打ち破る痛みや怖さへの覚悟も通過儀礼に含まれていると個人的に感じています。わからないことを否定するのではなく、新しいことへの好奇心を持つこと。

加えて「真の思いやり」でしょうか。

 

 

 

 

コミニュケーションの形が進化して繋がりの質が高まりました。「うわべだけの親切」「見せかけの人情」などの社交辞令が通用せず、また必要なくなりました。結果「本当の優しさ」に心温まる経験も更に増えています。

 

 

 

Stay homeの今の時期は、じっくり腰を落ち着けて苦手なことの克服に本気で取り組んだり、身辺を整える好機でもあるようです。
日本では大型連休中断捨離が流行ったそうですね。

 

 

ピアノレッスンも棚卸し。
気分新たにブレイクスルーを狙いましょう。

バッハ苦手さんへのメッセージです。

 

 

 

聴くのは好きなのにバッハ弾くのは嫌い、苦手だった。
当ピアノ教室の大人ピアノの生徒さんからもたまに聞く言葉です。でも安心して下さい。指導者にも同じような人は一定数いますよ。苦手を通り越して恐怖に近いみたいです。。。

 

 

今日は音楽的な専門用語を用いたアプローチではなく、その前に大切となる心構えにフォーカスし、根本から苦手意識を吹き飛ばしていきます!

 

 

 

世界の一流アスリート達がパフォーマンス向上のために使用している「イメージトレーニング」の応用ですよ。

 

 

 

 

バッハの曲を弾くことに苦手意識を持つ人は「バッハの姿」を知らないことに最大の原因があります。というと、このように答えが返ってくるかもしれません。

 

 

「え、知っていますよ。
バッハの曲は、モーツァルトやショパンのようなモノフォニックと異なり、ポリフォニックテクスチャを用いて2つ以上の異なるメロディを組み合わせた対位法に基づいて作られています。簡単に言うと

【かえるのうた】の輪唱みたいなものです。

 

 

はい、その通りです。

 

 

でもこれだけだと作曲技法の特徴の説明で終わり、モーツァルトやショパンとバッハの曲を比較して両者の違いは漠然とわかるものの、だから??ともやもやとした疑問が残りませんか。

 

 

実態が具体的に把握できなければ攻略法がわからないのは当然です。闇雲に遠回りして見当違いの努力に時間を割いていることも考えられます。山道ならば遭難してしまいます。。。

 

 

苦手なのではなく
そもそも知らなかった。だからできなかったのです。なぁんだ、そうだったんだね、仕方ないよ、と、まずは自分を慰めてあげて下さい♡

 

 

 

 

次に原点に戻り、わかりやすく「初期設定」をして「軌道修正」しましょう。

 

 

まず一枚の絵を思い浮かべて下さい。
風景画でも人物画でも好きな絵でいいです。

 

 

クレヨン、色鉛筆、絵の具
どんな具材を使って色を塗っていますか?
どれを使っても、それぞれ重ね方や微妙な色の混ぜ具合によって表情が変化していきますね。完成、と思ってもなお納得いかず何回も手直しをしたくなるかも知れません。

 

 

その絵画はモーツァルトやショパン、ベートーベンの曲だと思って下さい。

 

 

それに対してバッハの曲は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジグソーパズル」です。

 

 

 

 

バッハに対しての苦手意識を持つ人は

その理由として「堅苦しい」「間違いを許さない」と一様に訴えます。

 

 

はい、その通りです。
ジグソーパズルですから。
はじめから構造そのものが絵画とは根本的に違います。

 

 

 

 

また、このような声も聞きます。
「バッハは感情を込めてはいけない」

これは正しくもあり、間違いでもあります。

 

ジグソーパズルですから、パズルの絵自体に
上から色を加えたり、パズルの一片を切り貼りしたりしたら、もはや原型をとどめなくなり完成品は別のものに変化します。

 

パズルを組み立てて楽しむ時、更によくするために絵に手を加えることはありません。

 

 

 

 

でもパズルが完成してからはどうでしょう。額の色や材質の選び方で作品のイメージはがらっと変わり表情が生まれます。個性をしっかり表現することができるのです。

 

 

パズルの表面を艶出し加工したりマット仕上げにしたり、夜景やクリスマスツリーの写真だったら電気をつけて華やかな工夫をするのも楽しいですね。

 

さぁ、バッハを弾いた経験のある人は腑に落ちたはずです。仕組みがわかったらこちらのもの!

 

 

幽霊の正体見たり枯れ尾花

 

 

 

 

 

これからは自信を持って下さいね。

こわくありません(笑)

 

 

外出自粛要請が出て以来、日本国内のジグソーパズルの売り上げは前年比800%だそうです。

 

 

ジグソーパズルは「バッハ脳」へ考え方を移行させる準備体操にも使えそうです。楽しみながら苦手意識を取り除いて、効果的なモチベーションアップへと繋げる効果も期待できますよ。

 

脳トレには、webパズルが便利です。フリー素材の様々な種類のジグソーパズルが豊富に揃っていて見ているだけで楽しくなります。

 

 

 

私のおすすめはこちら

 

 

初期設定が済んだら次のステップへ。

 

 

いよいよ音楽的アプローチ開始です。
曲全体をアナリーゼ(楽曲分析)して曲の構造(パズルの全体像とその仕組みですね)の説明を受けたら、あとは攻略法通りに練習を進めていけばOK。

 

 

あら不思議。インベンションで泣きそうだったのに
シンフォニアが気持ち良く弾けるようになった!そんな世界が、目の前で待っているかも知れませんよ。

 

 

 

 

 

ふと頭に浮かんだのは第11番のメロウなメロディ。ハーモニーの掛け合いが、医療機関やライフラインの第一線で働く人達への感謝を込めた祈りにも似た気持ちに静かに寄り添います、

 

 

バッハ愛に目覚める仲間が増えますように。