こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の塚越則子です。
今日のは、ピアノ教室を運営している、いちリーダーとしての立場からの、ちょっぴり難しくて堅苦しい内容になります。
興味のある方のみ、どうぞお付き合いください😊
BCPってなあに?
BCP(事業継続計画)とは、どんな危機的状況になっても事業を停止させない、あるいは停止しても早急に復旧させて事業への影響を最小限に抑えるための計画を指すビジネス用語です。
私が、この言葉を知り、ピアノ教室を率いるリーダーとしての責任を強く意識し、リスクマネージメントシステムの構築に独自に乗り出すために、新たな勉強を始めたのは、コロナ禍です。
当ピアノ教室は、シンガポールで唯一、コロナ禍で、規制が徐々に厳格化していく中でも学びを止めることなく、状況に応じてオンラインに切り替えてレッスンを続行し、一人一人の成長に貢献しました。
日頃からの備えが功を奏し、形になった瞬間です。
BCPは「Business Continuity Planning」の頭文字をとった名称であり
一言でいうと、事業を中断してしまわないための、備えやリスクマネジメントのことです。
組織にふりかかるリスクは、あらゆる危機的事象を対象とするため、自然災害に限りません。
昨今では、事故やテロ行為などの人為災害、通信遮断やサイバーテロなどのIT災害、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)などの感染症災害といった、さまざまなリスクを想定し、事業継続の方針を立てることが望まれます。
日本においては、地理的条件や気候変動などの要因により、自然災害のリスクが高いことから、自然災害を優先的に考慮するのが一般的です。
BCPは、万一の事態に対処するために講じる施策である性質上、それなりの投資も伴います。
実際に事業停止の危機に直面しないと、その必要性が実感できないことも多く、とかくおざなりになりがち。
「わたしに限って」
と楽観視してしまうのも、台風や地震など、自然災害と縁のないシンガポールではなおさらのこと。
しかし、そうは言っても、アクシデントが全く起きない保証など、実は世界中どこにもないんですよね。
そうなったときに慌てて、どうにかしようともがいても手遅れ💦
ですので、まずは組織のトップが事業停止のリスクを認識し、平常時から万一の事態を想定して常に備えておくことが重要なのです。
BCP(事業継続計画)は、シンガポールでピアノ教室を運営する場合にも必要な時代に入ったと私は考えます。
なぜ、こんなお話をするかというと。
何年か前、日本人会で開催されていた、あるピアノ発表会の途中、落雷により会場が停電になったため
復旧まで会を中断し
何時間も待った
という事例が発生したのだそうです。
おそらく主催者側は全く、このような事態を想定していなかったため
思考停止
に陥り、手も足も出なかったのでしょう。
不可抗力ですので、仕方ないことであり誰も責められません。
「先生も生徒さんたちも気の毒に」
「かわいそう」
というお声を聞きました。
確かに。。。
でもね
思うんです。
もしわたしだったら、単純に
悲劇のヒロインに甘んじるのはイヤだなと。
どんな理由にせよ
愛しい教え子たちが「かわいそう」と同情されるような、情けない状況も耐えられません。
本帰国を間近に控えていて
「来年またね」
が叶わない生徒さんだって、毎年必ずいるのに…
残念な経験を最後に、シンガポールのピアノレッスンの歴史を閉じたくないじゃないですか‼️
一生悔いが残ってしまいそうだもの。
お家の方にも申し訳ない。
会を延長などしたら、予定が全て狂ってしまいますからね。
帰りが遅くなればお腹だって空くし、翌日にも影響します。じゃあ
則子先生ならどうするんですか??????
というあなた!
どうぞご安心ください💖
大丈夫ですよ。
停電?
発表会は続行します。続行できますよ💪
え、どうやって??????
それは
企業ヒミツ㊙️
則子先生は、数々のピンチをチャンスに変えて、たった1人で、なき道を切り拓いて、ここまできました。
当ピアノ教室では、保護者の方々からの信頼と信用を守り抜くために情熱を注いでいます。
おそらく、その熱量は、皆さんの想像以上。だからこそ、シンガポールのピアノ教育界を長年にわたりリードできているのだと自負しています。
当ピアノの発表会は、ただ演奏を披露するイベントではありません。
予定通りを「こなす」式典でもありません。
発表会は、時に起こるハプニングも含めて、一人一人が強さを学び、しなやかさを身につける、貴重な学びの場でもあるというのが、当ピアノ教室の教育理念。
思い通りにいかない瞬間にこそ、真の成長がある。
そこからの一歩を踏み出すたびに、一人一人の心には「困難を乗り越える力=レジリエンス」が育っていくからです。
だから私は、プロの指導者として、そのことを自ら証明するために、どんな出来事も安心して受けとめられる舞台を必ず整えるとお約束します。
ピアノを通して育まれるのは、音楽だけではなく、生きていく力そのもの。
その瞬間を共に見守り、導くことは、プロとしての私のプライドでもあるのです。
💌保護者のみなさまへ💌
大切なお子さまの成長を音楽を通して託していただけることに、心より深く感謝申し上げます。
これからも、いかなる状況においても最善を尽くし、最高のピアノレッスンを創り出せる指導者であり続けます。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。