シンガポールの出張ピアノ教室/ロバータフラックさんを偲ぶ。

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こんにちは
シンガポールの出張ピアノ教室

fairy wish creation
講師の塚越 則子です。

 

今日は出張ピアノレッスンの話題から少し離れ、音楽豆知識をお届けします。

 

世界中でカバーされてきたバラードの名曲、「Killing Me Softly with His Song(やさしく歌って)」などのヒットで知られる、歌手のロバータ・フラックさんが先月の終わりに88歳の生涯の幕を閉じました。

 

 

ロバータ・フラックさんは、私の大好きな歌手の1人です。

 

 

訃報を受け、20代の頃、お気に入りだったアルバムを久しぶりに聴いて、感慨に浸っています。

 

 

今日は、ロバータ・フラックさんをご存知ない方のために、簡単に彼女の足跡を追ってみたいと思います。最後には、私のオススメのナンバーもご紹介しますね。(以下、ロバータさんとお呼びします)

 

 

ロバータさんは、1937年にノース・キャロライナ州アッシュヴィルで生まれ、間もなくヴァージニア州のアーリントンに移り、教会のオルガン奏者の母とジャズ・ミュージシャンの父のもと、幼い頃からピアノを弾いて育ちました。

 

 

ロバータさんの父親は、ジャンクヤードで見つけた古いピアノを修復し、緑色に塗って彼女に贈ったそうです。

 

 

「これが私の最初のピアノであり、若い頃に表現力やインスピレーションを見つけるきっかけとなりました」

 

 

ロバータさんは2021年のインタビューで、そう語っています。

 

 

15歳でハイスクールを卒業、奨学金を得てワシントンDCにある名門ハワード大学に入学するも、わずか3年で卒業するという天才ぶりを見せます。

 

 

その後、ハイスクールの音楽教師を経て1969年に才能を見い出され、デビューアルバムを発表しました。

 

 

このアルバムに収録されていたカバー曲の「愛は面影の中に」が1971年、クリント・イーストウッド監督の映画で使用されたのに続き

 

 

翌年に発表されたバラードの名曲「やさしく歌って」も世界的な大ヒットとなり、この2曲でロバータさんはグラミー賞の最優秀レコード賞を2年連続で受賞しました。

 

 

「やさしく歌って」は日本ではネスカフェコーヒーのテレビコマーシャルで長年使用されていたので、「ああ、あの曲ね!」と、ピンとくる方も多いでしょう。

 

 

数々の歌手がカバーし、平井堅さんのアルバムでは平井さんと、ロバータさん本人がデュエットもしています。

 

 

2012年、ロバータさんは、ザ・ビートルズの楽曲を再解釈したキャリア最後のアルバム『Let It Be Roberta』をリリース。

 

 

また2020年には、第62回グラミー賞でグラミー賞 特別功労賞生涯業績賞 (Grammy Lifetime Achievement Award)を受賞したほか、2023年5月13日にはバークリー音楽大学から名誉博士号を授与されています。

 

 

ロバータさんは、音楽活動だけでなく、公民権運動にも積極的に関わりました。

 

 

2006年にNYブロンクスの恵まれない子供たちに無償で音楽教育を提供する「ロバータ・フラック音楽学校」を共同設立。

 

 

2010年には音楽教育と動物福祉の支援活動を行う「ロバータ・フラック財団」を設立しました。

 

 

私は、ロバータさんのお人柄がしのばれるような、包み込むように優しく、温かい、独特の歌声がとても好きです。

 

 

これまで何回も数え切れないほど、ロバータさんの歌を聴き、そして弾いてきました。

 

 

1番好きなアルバムは、1988年にリリースされた「Oasis オアシス」です。

 

 

マーカスミラー、ネイザンイースト、デビットサンボーン、クインシージョーンズなど、錚々たるメンバーがバックを固めており

 

 

一つのジャンルで括りきれない、あらゆる音楽の要素が混在し、それが逆に一つの個性となっているかのような不思議な魅力に満ち溢れています。

 

 

え?

 

 

全然わかりません💦

 

 

知りません。。。

 

 

という方はぜひ、アルバムから、こちらの2曲を聴いてみてください✨

 

 

1曲目は「Oasis」。こちはは、アルバム「Oasis」のリードトラックで先行シングルとして発売され、世界的大ヒットとなりました。BillboardのHot R&B / Hip-Hop Songsでも1位を獲得しています。

 

 

マーカス・ミラーとマーク・スティーブンスが書いた明るく軽快なナンバー。デビットサンボーンのアドリブもキレッキレです。

 

 

 

続いて「You Who Brought Me Love」。
こちらは美しいメロディーと歌唱の王道バラードのラブソング。

 

若干引き気味で歌っていますが、強烈な歌のうまさを感じます。

 

 

 

数々の名曲を世に送り出したロバータ・フラックさん。

彼女の美しい歌声は、これからも永遠に人々の心の中で生き続けることでしょう。

ロバータ・フラックさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて34年。

 

頑張ることを楽しむ心を育てる 

 

当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上心と音楽を学ぶレッスンです。

 

ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。

 

当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。

プロフィール
 
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 1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
 
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