こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子です。
ハッピーバレンタインデー💝
本日は、バレンタインデー特別企画と題して
昨年12月にNoA Project で実施した、新潟の温泉旅館「穂々」でのピアノ演奏を、公式YouTubeよりダイジェストでお届けいたします。
計90分を2セット行い
◉連弾 30分
◉それぞれのソロ 30分×2
の構成でした。
今日、ご紹介するのは、《ソロ編》です。
📌連弾編はこちら。
それではまず舞台裏エピソードから😃
新潟・岩室温泉での演奏の舞台裏エピソード。
今回のような、いわゆる《ラウンジでの演奏》スタイルでは、その場の雰囲気に合わせて、その都度選曲をしながら演奏をするなど、技術面では、まず第一に
臨機応変に対応する能力が求められます。
私も明美先生も、それぞれお互いに10曲以上レパートリーを用意した上で、事前に大まかなセトリ(セットリスト/曲順)を作成し、それに沿って時間も計りながらのリハも実施するなど、ある程度の「仕込み」をして臨みましたが、本番では違う選曲、違う順番で演奏しました。
動画では数小節のみのアップですが、私は、お客様の流れを横目で見ながら「さぁて、どうしようかな…」と考えつつ、即興まで(笑)
これは何も特別なことではありません。
そういうもの
なんですね。
弾く曲の内容は、じっくり練ります。
いくら得意で好きでも、がちがちのクラッシックのコンチェルトなどは、こういう場の演奏では避けるのが常識。誰も教えてはくれませんが、これは業界内での暗黙の了解です。
軽めのサティなどはセーフですが、ドビュッシーあたりになってくると
お咎めが入る可能性大
です。なぜなら
さまざまなな人が行き交う場所での演奏だから。
意味がわかりますか?
場所にそぐわないんですね。
演奏の仕事は、その都度状況を見極めながら、お相手のことを考えて演奏することが大前提です。
ガンガン弾いてるから会話が聞こえない💢
ピアノうるさい💢
となってしまったら、もう大問題です。
自己アピールは御法度。
たとえミスマッチでも、おそらく直接注意される(注意してくれる)ことは、ほぼないでしょうから、その辺の空気は、敏感に読まなくてはなりません。もちろん
自分でね😆
だから難しいのです。
選曲はもちろんのこと、弾き方、音色にも配慮します。
ようするに
ひとりよがりの演奏では通用しない
ということです。
日頃からいかに「聴いてくださる方」を意識した練習を積んでいるか、さらにいえば
どのように、普段人に接しているか
といった側面が、現場ではモロにでてしまいます。
言い訳は一切できません。本番は一度きりですし、音は正直ですからね。
恩師によく言われた言葉が蘇ります。
弾く仕事につきたいのならば心を磨きなさい
このようなシチュエーションでは、テクニックを披露することを要求されているわけではありませんので、明美先生もわたしもカンタンな曲を弾いています。
あ、そうそう。
前日に急遽思い立ち、数日前に急逝された中山美穂さんのヒット曲も、連弾、ソロと2曲弾きました。
若い頃によく街で流れていて、懐かしい、耳馴染みのある曲ですが、まさか、こんな形で初演奏することになるとは思いませんでしたので感極まりましたね。
ソロで弾いた「You are my only shinin’ star」の美しく切ないメロディは80年代の日本の音楽シーンを彩った中心人物のお一人、角松敏生さんの手によるものです。
ちなみに明美先生が演奏した「霧のレイクルーズ」の作曲者である倉本裕基さんは、大ヒットした韓流ドラマ「冬のソナタ」通称「冬ソナ」のテーマ曲の作者としても有名ですが、私たちと「ヤマハつながり」です。
素顔は、ダジャレが大好きな、とってもチャーミングな「おじさま」なんですよ(笑)
ピアニスト、作編曲者として、国内外で根強いファンを持つ、西村由紀江さんも、ジュニア時代からの「ヤマハつながり」のお一人。東日本大震災の復興支援として、震災で壊れてしまったピアノを修理して命を蘇らせる活動を自費を投じて長年、地道に続けておられることでも知られています。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。
1992年来星。シンガポールPR(永住権)保有者。
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