こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
先日、大人ピアノのレッスン生Mさんから、ネットで購入する楽譜のサイトのURLが送られてきて
「弾きたい曲があるのですが、どの楽譜がいいのか、レベル感がわからないので、選んでいただけますか?」
とのLINEメッセージをいただき、曲名を見てビックリしてしまいました。
え、どうしてこの曲知ってるの?!
Mさんは、現在24歳で、当ピアノ教室で最年少の大人ピアノレッスン生です。
確かこの曲は、2000年頃に流行ったはず。私の記憶に間違いがなければ….
2000年といえば、Mさんが、わずか1歳のときです。
そして確か…..
探してみたら
ありました!
今から23年前の2000年の発表会で、私は生徒さんからのリクエストを受けて、宇多田ヒカルさんの「First Love」のピアノ譜を作成したのです。
あの頃は、インターネットがやっと一般家庭にも普及し始めた時代で、現在主流になっている「サブスク」などのシステムも、まだ存在していませんでした。最新ヒットの情報を得る手段は、テレビの歌番組やCDショップの店頭でなど限られていましたが
宇多田ヒカルさんのセンセーショナルなデビューはシンガポールの日本人の音楽好きな人達からも注目を集め、当ピアノ教室の「おねえさん枠」の生徒さんや保護者の方々との会話でも、お名前がたびたび上っていたことをよく覚えています。
発表会のピアノアレンジは、小学5年生が人前で演奏するに相応しい華やかな「見せ場」を作りつつも、ピュアなイメージを意識して制作しました。もちろん、リピート後のサビは原曲に忠実にオリジナルキーと同じ転調をして。
フラットが4つなので、グーンと一気に難易度がアップするけれど、やっぱりここは外せませんよね!
久しぶりに、2000年に開催した、第5回発表会「In To The Sky」のプログラムを開いてみました。
懐かしい顔ぶれが並んでいて、当時の出張レッスンの様子が鮮明に蘇ります。2000年の発表会で
❤︎エレクトーンの生徒さん「さっちゃん」は、社会現象にまでなった、モー娘。の「Loveマシーン」を弾いてます。小学6年生でした。
❤︎1999年に上映され大ヒットした邦画「鉄道員〜ぽっぽや〜」のテーマ曲もあります。演奏したのは「えみちゃん」。中学3年生でした。
❤︎「Say Yes」があるのは、この年、飛鳥さんがシンガポールで、ソロコンサートを開催されたことを受けてでした。在星邦人の間でも大ニュースでしたね。あやこちゃん、元気にしてますか? 難しいアルペジオも頑張りました。小学4年生でした。
これらの曲の譜面は、全て則子せんせーが発表会の演奏のために、一人一人のレベルや手の大きさに合わせて書き下ろした、世界に一つしかない楽譜です。
❤︎Kさんは、クレ校の先生の奥様。発表会は出産後レッスンを再開した直後でした。憧れの「英雄ポロネーズ」への挑戦、ご立派でした。
❤︎「ななちゃんとあやこちゃん」の仲良し2人組は、それぞれのソロの他にも「せっかくだから一緒に何かやりたいね」という話になり、相談の結果、スパイスガールズの「STOP」に合わせて(ピアノは則子先生担当)得意のダンスを披露しました。
フラフープも使って、盛り上げてくれましたね!
当ピアノ教室の2000年開催の発表会で、司会を引き受けてくださったのは、当時、シンガポールで放送されていた、日本語ラジオ、96.3の看板アナウンサー「児玉菜穂子」さんでした。
あ、このラジオ、知ってるよ! という方、おられますか?
2000年といえば今から20年以上前。当時小学校高学年や中学生だった生徒さんたちは現在30代半ばになり、今の生徒さんたちのお父さん、お母さんと、ほほ同じくらいの年齢で、子育て世代真っ只中なのだと思うと、否が応でも時の流れを感じずにはいられません。
思い返せば、当時からすでに当ピアノ教室ならではの発表会の原型は確立されていました。
❤︎最後に全員で合唱や合奏をすること
❤︎既成概念に囚われず、自由な発想で、演奏ジャンル、楽器を問わないこと
などはもちろん
❤︎ヤマハ銀座店で入手したプレゼントをお1人ずつにお手渡しすること
❤︎終演後に、観に来てくださった方々も含め、全員にリフレッシュメントをご提供すること
などもそうです。「そんな方法があったのか!」という、オリジナルのアイデアがてんこ盛りです。それもそのはず。
当ピアノ教室は、開講当時から、誰もまだやっていないことに常に挑戦し、シンガポールの日本人ピアノ教室の礎を築き、業界を牽引し続けて、この30年を歩んで来ました。
どこよりも贅沢な、質の高い音楽経験をさせてあげたい
これが、当ピアノ教室の発表会の一貫したポリシーなのです。
ピアノ指導への熱い思いも変わっていませんね。「ごあいさつ」は、若さを感じるセンチメンタルな文章ですけれど(笑)
Mさんのレッスンに話を戻しましょう。
Mさんは、「First Love」をカラオケでもよく歌うそうです。
「次の目標は弾き語りかな??」
私の問いかけに「ひぇ〜」と叫び声をあげて即座に否定したMさんですが、一瞬、目がキラリと光ったのを則子先生は見逃しませんでした。
発表会デビューは、まだ先になりそうですが….
Mさんは、清楚で可愛らしい、その外見とは裏腹に、ゆる〜くまったりよりも《いい感じの負荷をかけて伸びるタイプ》なので、これからも積極的に《攻めの姿勢》でいきます♬
Mさんの「First Love」の練習の経過はまた、こちらでもご紹介しますね。お楽しみに。
ピアノレッスン初体験から約4ヶ月。戦場のメリークリスマスでは、ペダルにも初挑戦しました。ご本人曰く「やっとピアノらしくなってきたなって、自信がつきました」。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。