ゆきやくんとは、半年ほどしか一緒にピアノレッスンをすることが叶いませんでしたが、とても濃い充実した時間を過ごすことができたことを心から感謝しています。

 

 

日本に本帰国されて1年ほど経った頃、お母さんからメッセージをいただきました。

 

 

 

 

ゆきやくんとは、クラスメイトの1人に当ピアノ教室の生徒さんがいたため、ご紹介で知り合いました。小学校の音楽イベントの直後でした。

 

 

そのイベントは、日本で発生した自然災害への励ましメッセージを込めて急遽実施が決定したものでした。大変名誉なことに、当時ピアノ伴奏の常連だった当ピアノ教室の生徒さんの演奏力を学校の先生方が認めて下さり、通常のオーディションを通さずにイベントへのピアノ伴奏者として彼女に白羽の矢が立ったのですが

 

 

楽譜の準備が整っていないため即日仕上げで編曲をしたり、練習時間確保のためにレッスン以外の日にも時間無制限の特訓をしたり、本番までドキドキの毎日を過ごしました。

 

 

晴れの舞台に駆けつけて、無事に立派な演奏を果たした姿に胸を撫で下ろした時の思い出と、ゆきやくんとの出会いは、いつもオーバーラップします。

 

 

 

他のピアノの先生から御指導を受けているということでしたが、お母さんからご相談を受け、事情を伺い居てもたってもいられなくなりレッスンを快諾したものの、丁度いい時間帯がどうしても調整できない中、遅い時間に伺うことをご了承いただき、レッスンを開始した経緯がありました。

 

 

 

 

ピアノレッスンの時間はお夕飯時のため、お腹が空いているはずなのに、疲れているはずなのに、そんな素振りは一切見せずに、毎回一生懸命に何回も弾けない場所を繰り返し練習する粘り強さや向上心を持ち、何事にも真面目でひたむきでした。

 

 

 

ゆきやくん、覚えてる?
ピアノレッスンを開始してまもない頃、日本人小学校の音楽発表会の指揮者のオーディションに初めて立候補したこと。
レッスン時間の後、腕の動きやリズムの取り方の研究を2人でして【作戦会議】をしたね。

 

 

 

選ばれることはなかったけど、ピアノレッスンで自信を得て新しいことに挑戦する気持ちに満ちて、活きいきと楽しそうにしていたキミを、のりこ先生は頼もしく誇らしく感じていました。すごく嬉しかったよ。

 

 

 

先日ホームページ公開をお伝えしたところ
お母さんからメッセージをいただきました。

 

 

 

 

ピアノから始まったゆきやくんの音楽への情熱は、いまギターやベースへと広がっていると知り感動です。すごいね!どんな曲を弾いてるのでしょう?

 

 

 

ゆきやくん!
提案があります。
シンガポールでピアノ発表会は一緒にできないまま日本に帰国になったけど、オンラインでリベンジセッションしない?

 

 

 

キミの好きな曲教えてね。
頑張って練習しなきゃ♡