第23回目の発表会となった2019年。
元号が変わり令和元年となった記念に、発表会タイトルは「Beautiful Harmony」としました。

この年の発表会は、他のお稽古ごとの発表会やスポーツイベントと日にちが重なり
リハーサル時間が確保できない生徒さんもいましたが、あらかじめそれを想定し、保護者の方との連携を取りながら時間調整などの対策を講じ、皆落ち着いて本番に臨むことができました。

この年は初めて生徒さん自らマイクを持ちMCにも挑戦。練習を始めた頃は恥ずかしがったり、ふざけていた生徒さんも、レッスンを重ねるうちに次第に真剣さが増し、本番前のレッスンでは、1人1人が堂々と元気な声で立派に自己紹介ができるようになりました。

発表会当日。
会場で1人1人の名前を呼びかけて会場入りを確認したあとは例年通り保護者の方には一旦待機していただき、生徒さん達と講師だけでリハーサルを開始。

自宅での個人レッスンのため、生徒さん同士が直接交流を持てる機会は発表会やイベントの時だけに限られていますが、音出しの際は他の生徒さんがお辞儀をしたり弾き終わるたびに自然発生的に拍手が起こるなど、終始温かい雰囲気が流れる中でリハーサルが進行しました。

お世話になる音響スタッフにも、みんなで声を揃えて元気にご挨拶。

「今日はよろしくお願いします」

   

Backstage Episode

マイペースなMちゃん。

リハーサルの時緊張したのか小さなミス。
普段はあまり気にとめることなく大らかなMちゃんですが、この時は違いました。
自ら申し出て気になった箇所を繰り返し練習。何回も弾くうちに落ち着きを取り戻し、本番ではMちゃん自身も納得のいく最高の演奏ができました。

Mちゃん!
発表会のために日本からシンガポールに来てくれたおばあちゃまにも喜んでいただけて嬉しかったね。

明るいKちゃん。

ピアノを弾くのが大好き。お歌も大好き。

発表会の曲は、普段のレッスンの様子から好みを掴んでいた哀愁漂うメロディが印象的な
ジブリの名曲から選曲。Kちゃんへのプレゼントに特別アレンジしました。

大変喜んで手作りの表紙を作ってくれたのち、早速猛練習開始。
めざましい上達を遂げ急遽、念願のペダルデビューも果たしました。
本番では熱心に練習に励んだ成果が存分に発揮され、曲想を活かしたスケールの大きな演奏ができました。

Kちゃん! 
美しく丁寧に弾いてくれてどうもありがとう。これからも大切に弾き続けてね。

恥ずかしがりのKちゃん。

はにかみやさんで、毎週会っていても小さな声でご挨拶。
レッスンが終わると、お母さんの後ろに隠れています。

初めての発表会でしたが物怖じすることなくリハーサルでは積極的にお辞儀の場所を再確認。ピアノ仲間たちと一緒にいるときの表情はイキイキ、目はキラキラ。
自己紹介も元気よくできて、ワルツのリズムに乗った躍動感溢れる演奏ができました。

後日、お母さまからのお言葉。
「発表会で自信がついたようで今まで以上に熱心にピアノの練習に励むようになりました」

Kちゃん! 
発表会終了後に本帰国になったけれど、これからは日本の先生にたくさん可愛がっていただいて、いつまでもピアノとお友達でいてね。

小さな妹へのプレゼント演奏。

前回は妹さんの誕生直後で発表会の参加を見送ったHちゃん。

今回は妹さんの名前と同じ曲名のワルツで初めての装飾音符にも挑戦しました。
手を大きく広げたり和音のフォルテなど習得に時間が必要な部分の練習でも、持ち前の根気強さを発揮。本番では伸び伸びとした優雅な演奏ができました。

Hちゃん! 
妹さんのSちゃんはお姉ちゃんのピアノの音を聴くと、いつもご機嫌さんになるよね。
数年後は2人で連弾かな? 楽しみにしているよ。

2年連続オリジナル曲を披露。

9歳からピアノレッスンを始めたJちゃん。

強い主張はしないけれど、しっかりとした世界観を持っています。
ピアノ演奏で、よりダイレクトに思いを伝える方法の一つとして作曲法の勉強も勧めたところ、Jちゃんだけのユニークな感性を音で表現することの喜びが一気に開花したようです。
前回に続き、今回も発表会のために作曲した曲は全て黒鍵だけでできています。

Jちゃん!
エレガントで瑞々しい響きの曲に仕上がりましたね。次の曲のアイデアも待ってるよ。

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