こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
大人ピアノレッスン生のMさん(40代男性)が、当ピアノ教室でピアノを習い始めてから3ヶ月が経ちました。
ちょうど2ヶ月前にご紹介した、Mさんの3回目のレッスンを記念して配信した練習動画は、視聴回数が1000回を超えました。
アクセス対策など何もしていない、単に生徒さんの日常のレッスン風景を淡々と投稿して、あとは全く手を加えていない、当ピアノ教室の公式YouTubeチャンネルにとって、これは驚異的な数字といえます。
世間では、大人ピアノへの関心が高まっているようですね。最近私がハマって視聴しているのも、オススメに上がってきた、大人ピアノレッスン生の10年の成長の軌跡を追った動画です。
物心ついたときから、ピアノと一緒に生きてきた則子せんせーにとって、ピアノに興味を持ち、鍵盤に触れてみよう、弾いてみたいと思う人たちが増えることは、気心知れた仲間が増えるのと似たような感覚で、思わず心が弾みます。
今日は、ピアノを奏でる生活が馴染みつつある現在のMさんが、次に挑戦しようとしている曲を、みなさんにご紹介しましょう。
Mさんは、普段から幅広いジャンルの音楽を聴いているそうですが、ご自身でピアノを弾くことをイメージしたときに真っ先に思い浮かんだのは、この曲だったそうです。
一見しただけではわからない「難しさ」があります。
そのため、一歩を踏み出すには、時間と勇気が必要でした。
Mさんから、たくさんの「弾いてみたいけれど、自分にはきっと無理だと思う理由」が語られましたが、それらを一つ一つ「潰して」「理解して納得していただく時間」を経て、ようやく今、スタート地点に立つことができました。
この曲はエリック・サティの「ジムノペティ No.1」です。どこかで耳にしたことがあるという人もおられるでしょう。
エリック・サティは19世紀後半から20世紀にかけて、その独特な世界観で音楽界を駆け抜けたフランスの作曲家です。
作曲家には変わり者が多いというのは良く言われることですが、その中でもエリック・サティは群を抜いていたのは有名な話。
数多くのエピソードが残されていますが、風変わりな性格は、作風にもよく表れていたようです。
それまでの調性音楽のあり方が膨張していた時代に、彼は様々な西洋音楽の伝統に問題意識を持って作曲し続け、革新的な技法を盛り込んでいった。たとえば、若い頃に教会に入り浸っていた影響もあり、教会旋法を自作品に採り込んだのは、彼の業績の一つである。そこでは調性は放棄され、和声進行の伝統も無視され、並行音程・並行和音などの対位法における違反進行もが書かれた。
後にドビュッシーやラヴェルも、旋法を扱うことによって、既存の音楽にはなかった新しい雰囲気を醸し出すことに成功しているが、この大きな潮流は、サティに発するものである。
Wikipediaより引用。
大人のレッスン生への則子先生の心構えとは。
大人が子どもと違うところは、良くも悪くも「自分を知っている」ことだと私は感じます。
謙虚さゆえに自ら見えない壁を作り、挑戦をあきらめる
傷つきたくない
失敗したくない
きっと、どうせ、できないに決まってるから
そう思いこみ、「安全圏内」をねらうことが、無意識のうちに行動の基準になっていませんか?
ピアノ経験者の場合、【昔の古傷】が行く手を阻んでいることもありますよね。
しかし「習う」「学ぶ」ということは、自分の殻を破って新しい自分に生まれ変わる「旅」でもあります。
昔の好ましくない思い出があるのなら尚更のこと。
せっかくピアノに向かうと決断したのならば、旅路の途中で紆余曲折を味わいながら何かを発見し、ピアノの演奏技術を習得する以外の領域でも気づきを得たり学びをつかみつつ、経験の一つひとつを足掛かりにして、成長へと繋げることができたら素晴らしいと感じませんか?
大人の生徒さんへの指導で私は、「水先案内人」だという心構えを常に持っています。
生徒さん1人1人に、今まで知らなかった音楽の世界を体感してもらうために自ら得た知識をフル稼働させているのです。
学びは尽きることがありません。
一緒に手を携えて一歩ずつ慎重に前へと歩む
一方で、時には大胆な冒険も。
当ピアノ教室では、ピアノ指導に対して、大人、子ども関係なく
「応援します」
「サポートします」
「お手伝いができたら嬉しいです」
といった表現を使いません。なぜなら、これらの言葉には、指導者として(←ここ、特に強調)
生徒さんを伸ばそう、高めようという勢いを感じられないから
一歩引いたニュアンスで、そこはかとなく物足りなさが感じられるのは私だけでしょうか。
もちろん方向性としては正しいのでしょうけれど。
当ピアノ教室の大人のピアノ指導で、特に前面に打ち出しているのはズバリ
求心力
好きなことを
楽しいことを
「応援しますよ!」
「サポートします!」
「お手伝いしますよ!」
そう言われても、具体的に、それが一体何なのか自分でわからない、見つける術がわからない
わかったとしても、どこから手をつけたらいいか、見当がつかない
だから最初の一歩が、なかなか踏み出せない
そんな人だって、世の中には大勢いるのを、よくわかっているからです。
当ピアノ教室のレッスンは、音楽経験が豊富なプロ中のプロの指導です。独自の視点から、一人一人に応じた
様々な提案をします。そして積極的にピアノの世界に
巻き込みます。
時には、アッと驚くようなことがあるかもしれません。
でも、どうぞ安心してください。
決して1人にはしません。
責任を持って面倒を見ます。
弾けるようになるまで寄り添った指導をします。
どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて31年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。