こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室 fairy wish creation
講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
国民的音楽番組「NHKのど自慢」。この4月からリニューアルし、演奏が生バンドからカラオケに変更されたことを惜しむ声が広がっています。
“鐘のおじさん”こと秋山気晴さんも、どうやら思うところがあるようで….
「NHKのど自慢」に批判続出。21年間、鐘奏者を務めた“鐘のおじさん” 秋山気清さんはカラオケ仕様にリニューアルされた番組を見て何を思う?
今回、生バンドからカラオケに変更した理由について、NHKは「『のど自慢』は人生において何度も出場できる場ではないと思う。出場される方に最も歌いやすく、心地よく輝いていただける場を提供したい思いがあった」
と語っていますが、何だか釈然としないなぁというのが正直な感想です。
おそらく背景には、公表できない、公表したくない「大人の事情」が複雑に絡んでいるのでしょう。
ごく少数派の意見かもしれませんが……
本物の演奏のプロだからこその「職人芸」を目の当たりにできることが、のど自慢の面白さの一つだと感じて、どんなハプニングが飛び出すか、ワクワクしながら視聴していたファンの1人として、今回の改革は残念でたまりません。
これも時代の流れなのでしょうか。
私は、ピアノやエレクトーンの指導とあわせ、演奏の仕事も数々経験してきました。
国内外でのコンサートやリサイタルはもちろんのこと
◆各種博覧会での演奏
◆各種イベントでのゲスト演奏
◆銀座、関内のジャズクラブでのハコ演奏、トラ演奏。これらはいわゆる「武者修行」の一環(笑)。
*「ハコ」とは、決まった場所でのレギュラー演奏、「トラ」とはエキストラ演奏。誰かのピンチヒッターで演奏することの業界用語です。
◆介護施設での慰問演奏
◆結婚式、披露宴での演奏
などなど。
演奏と一口に言っても、それぞれ場所や目的が違えば、当然演奏のジャンルやスタイルも異なりますが
プロの演奏家にとって、素人の方との演奏や歌伴奏ほど難しいものはありません。なぜなら
一発で実力が見抜かれてしまうような予期せぬことが、本番で突然起こる可能性が極めて高いから
そこをどう切り抜けていくかを瞬時に問われるのが、プロの現場なのです。
テクニック。
瞬発力。
秒で全体を把握する力。
そのあたりのことは以前詳しく記事にしたことがあります。
音楽を自分なりのスタイルで楽しむ【ふつうの人たち】を支える一流のプロたち。
音楽を通じた血の通った交流に、和やな空気を感じるのが、のど自慢の醍醐味のひとつでしたので、変更は寂しいけれど、これからは違ったスタイルもアリかもしれませんね。たとえば
アカペラで歌うとか
マイクなしで歌うとか
単なるカラオケ大会ではなく、のど自慢だからこそできるような、世間をアッと驚かせる企画が、今後飛び出すのを期待したいなと思います。
手厚くきめ細やかなピアノ指導で、シンガポールの駐在員日本人ご家族との信頼の絆を築いて30年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。