こんにちは。
シンガポールの出張専門ピアノ教室
fairy wish creation
講師の塚越 則子(つかごし のりこ)です。
出張レッスン先で保護者の方々とお話をしていて感じることがあります。
それは、
人は「できるようになるまでの過程」を忘れやすい
ということです。
最初から楽譜が読めた子はいません。
最初から思いどおりに指が動いた子もいません。
いいえ
それ以前に、
30分間ピアノの椅子に座り、先生の話を聞きながら、たったひとりでレッスンを受けるということ自体が、幼児にとっては大きな挑戦です。
一音ずつ。
一小節ずつ。
何度も繰り返しながら、少しずつ積み重ねてきたからこそ、今があります。
けれど、ある程度できるようになると、その積み重ねが当たり前になってしまいます。
「これくらい、もう簡単。」
「もっと先へ進めるはず。」
そんな感覚になることもあるでしょう。
これは、大人自身にもよくあることです。
心理学では、人は他人の労力だけでなく、自分自身が努力してきた過程までも過小評価してしまうことがあると言われています。
今の自分を基準に考えてしまうため、「ここまで来るのに、どれだけの時間と経験を積み重ねてきたか」を忘れて、無意識にバイアスをかけてしまうのです。
だからこそ、おうちの方には慎重になっていただきたいのです。
子どもを「今できること」だけで判断しないこと。
そして、「もう基礎はできた」と早合点しないこと。
基礎とは、「弾けるようになった」ことで完成するものではありません。
どんな曲にも対応できる。
環境が変わっても崩れない。
自分の力で考え、表現できる。
そんな土台になって初めて、本当の基礎と言えるのです。
そして、その土台は、3年、5年習ったくらいで完成するようなシンプルなものではありません。
レッスンは、知識や技術を教えるだけではありません。
その子の性格を知り、つまずく理由を理解し、小さな変化を見逃さず、その時々に合わせて導き方を変えていく。
そうした積み重ねがあって初めて、本当の成長につながります。
目先の変化や楽しさを追い求めるのではなく、何年もかけて、真剣に育てた土台は、簡単には揺らぎません。
そして、その土台こそが、子どもの一生を支える大きな財産になると、私は信じています。
35年以上、たくさんの子どもたちと向き合ってきたからこそ、確信しています。
本当に価値があるものほど、手中に収めるには時間がかかります。
ピアノの基礎も、信頼も、そして人としての成長も。
だから私は、今日の、小さな一歩を見過ごすことなく
10年後にも子どもたちの力となる教育を、これからも、地道にコツコツ積み上げていきたいと思います。
Mちゃん、6歳。

当ピアノ教室でレッスンを始めたのは、4歳になったばかりの頃でした。
とても恥ずかしがり屋さん。
30分レッスンを受けることも、小さな挑戦の連続でした。
思うようにいかないときもありました。
でも、お絵描きを見せてもらったとき、
「この子は、几帳面で、一つひとつ丁寧に積み重ねられる子だ。」
「やさしい思いやりの心を持っている」
そう感じたことを、今でも覚えています。
あれから2年。
一歩ずつ、一歩ずつ積み重ねてきた時間が、
今では「ピアノが大好き!」という気持ちにつながっています。
この真剣な表情も、この演奏も、
決して一日で手に入ったものではありません。
当ピアノ教室では、その子が歩んでいる過程を大切に尊重しながら、一人ひとりの未来につながる力を、これからも丁寧に育んでまいります。

どこよりも手厚く、きめ細やかなピアノ指導で、シンガポール在住日本人ご家族との信頼の絆を築いて35年。
頑張ることを楽しむ心を育てる
当ピアノ教室のレッスンは、ワンランク上の心と音楽を学ぶレッスンです。
ピアノを学ぶことを通して、これからの時代を生きるために必要な「人間力」を育てます。
当ピアノ教室は、300人以上の生徒さんたちを育て上げた経験を持つ、シンガポールで一番長い指導歴の日本人のピアノの先生が主宰している出張専門のピアノ教室です。





