こんにちは。
シンガポールの出張ピアノ教室
fairy wish creation 講師の
塚越 則子(つかごし のりこ)です。
少し前の投稿から、私がアレンジした曲の存在を知ってくれたらしい、当ピアノ教室でピアノを習って4年目に入った、小学3年生のAくん。
嬉しいことに興味を持ってくれたようで
「ねえねえ、どんなの?」
「せんせー、弾いてみて♬」
と言ってくれていたことを、今朝起きがけに、ふと思い出したので
「ちょうどいいわ!」
と思い、曲集の中の自らのアレンジした一曲を弾いて、サクッと録音してみましたよ。
今日は、当ピアノ教室の公式ブログの連日投稿を始めて、ちょうど丸2年目の記念すべき日です。
もしコロナがなければ
もしパンデミックがなければ
もしシンガポールにサーキットブレイカーがなければ
毎日ブログを書くなんていう、とてつもなくハードルの高いチャレンジを自らに課すことなど、きっと考えもしなかったと思います。
3か月くらい、100日くらい続けられれば充分に満足だわ・・・
そんなふうに思いながら始めた毎日の更新ですが、連日更新の合計は、700日をすでに越えました。
2年経ったいまでは、すっかり日常のルーティーンの一部になっていることに、自分でもビックリです。
生徒さんたちの日常のささいなエピソードや成長の一コマを文章で、お写真で、形にしながら、一つ一つ歴史をつむいでいく。。。そんな喜びを知ってしまったら、もう止まりません!!!!!
学び、歩み、しくじり、やり直し、悩み、立ち止まり
練習し、成長し、成功し
また挑戦する・・・
ピアノ指導者としての毎日は、その繰り返し。あっという間に時は流れたけれど、30年前に出張レッスンを開始したときと、私の決意と覚悟は、今でも何も変わっていません。
まだまだ発展途上!
まだまだ、もっともっと頑張れる!
シンガポールで一番最初の、日本人のピアノの先生として、まだ誰も歩いていない道を切り拓いていくことは、不安と緊張と隣り合わせだけれど、驚きと刺激に満ちた日々で、毎日が感動で溢れています。
これからもトライ&エラーを繰り返しながら、ピアノを奏でる喜びを感じたい、1人でも多くの人のお力になれるよう、全力で努力を続けていきたいと思います。
今日お届けするピアノ演奏は、ホルスト作曲の組曲「惑星」作品32より「木星」という曲です。
この曲は、大管弦楽のために作られた曲ですが「ジュピター」として、ご存知の方もきっと多くおられることでしょう。
私は平原綾香さんよりも本田美奈子さんの歌唱を個人的に強く支持しており、歌詞も本田美奈子さんのバージョンの世界観が好きです。
え? 本田美奈子さんも、この歌を歌っていたの?
と思った方へ。ここで豆知識を一つ。
【クラシカル・クロスオーバー】と呼ばれる、ソプラノ的な唱法で、クラシックの曲に日本語詞をつけて歌うというユニークなジャンルを打ち立てた歌手。それは本田美奈子さん。
そう。「木星」に「ジュピター」として日本語の歌詞をつけて歌い、新たな命を吹き込んだ最初の人は、本田美奈子さんなのです。
2003年(平成15年)5月に初のクラシックアルバム『AVE MARIA』をリリースし、「ジュピター」も同アルバム内に納められています。
編曲は、日本を代表する名アレンジャーでありキーボーディテストである、井上鑑さん。
さすがご本家!
と、うなりたくなるような、丁寧に作り込んだアレンジは、いつ聴いても聴き惚れてしまいます。
今回「ジュピター」を弾いている時、頭の中では、ありし日の、本田美奈子さんの天使のような歌声が鳴り響いていましたよ♬